活字書体をつむぐ

Blog版『活字書体の総目録』

10D-1 漢字書体「造像」のよりどころ

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原資料 「長楽王丘穆陵亮夫人尉遅造像記」(四九五年)

造像記のなかで、とくに優れた20点が「龍門二十品」とされ、北魏真書の書蹟として知られている。その「龍門二十品」のなかでも「長楽王丘穆陵亮夫人尉遅造像記」(一般的には造像記中で弔われている息子の名前から「牛橛〔ぎゅうけつ〕造像記」ともいわれる)が代表的な造像記である。