活字書体をつむぐ

Blog版『活字書体の総目録』

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

09A-1 欧字書体「K.E. Capricornus-Bold」のよりどころ

原資料:『ザ・フローラン』(1930年)より 碑文彫刻家のエリック・ギル(1882−1940)は、モノタイプ社のためにサン・セリフ体「ギル・サン (Gill Sans) 」を設計し、1928年に発表しました。そこで、『ザ・フローラン』(1930年)のエリック・ギルの特集記事…

09A-1 欧字書体「K.E.Sagittarius-Bold」のよりどころ

原資料:『ノイエ・グラフィーク』(1958年)より 「アクチデンツ・グロテスク (Akzidenz Grotesk) 」は、1898年にドイツ・ベルリンのベルトルド活字鋳造所が製作した活字書体です。 そこで『ノイエ・グラフィーク』(1858年)所収の使用例から抽出したキャ…

08-1 欧字書体「K.E. Pisces-Medium」のよりどころ

原資料:『印刷活字総合見本帳』(ファン・ストリート活字鋳造所、1857年) ロバート・ベズリによる「クラレンドン (Clarendon) 」は1845年にイギリスのファン・ストリート活字鋳造所でうまれました。その名称はオックスフォード大学の印刷所だったクラレン…

05-1 欧字書体「K.E. Virgo-Medium」のよりどころ

デ・ヴィネ・プレスが印刷していた雑誌『センチュリー・マガジン』のための専用書体としてテオドール・ロゥ・デ・ヴィネ(1828—1914)が設計し、リン・ボイド・ベントン(1844—1932)がみずからの彫刻機をもちいて1895年に作られたのが「センチュリー」です。…

04-1 欧字書体「K.E.Leo-Medium」のよりどころ

ジャンバティスタ・ボドニ(1740−1813)は、パルマ公国印刷所のあたらしいローマン体を設計しました。モダン・ローマン体のうち、代表としてボドニの書体を選択、『チメリオ・ティポグラフィコ』(1990年 復刻版)から抽出したキャラクターをベースに、日本…