原資料:『御家千字文』(1814年 江戸書林) 御家流臨泉堂(生没年不詳)書による『御家千字文』(一八一四年 江戸書林)と趙子昂の『行書千字文』を比較してみると、一見しただけでまったく別のものであることがわかる。御家流のもっとも大きな特徴は、Sを…
平安中期に「ひらがな」が成立すると漢字もまた和様化がすすんだ。和様体とは中国(隋・唐)から伝来した真書(楷書)・行書・草書とはことなった日本固有の書体である。平安中期の藤原行成の子孫によって継承された書法の流派「世尊寺〔せそんじ〕流」、平…
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