活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

7-3『新考北海道史』(北方書院、1950年)

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『新考北海道史』(北方書院、1950年)

太平洋戦争後の1946年(昭和21年)から1950年(昭和25年)までの約4年間、北海道では札幌市を中心として出版ブームがおこった。このときに北海道各地で刊行された文芸書や教養書を「札幌版」という。

 太平洋戦争後の一時期、北海道内の新興出版社も多数設立され活発な出版活動を開始した。そのなかでも尚古堂書店の経営者である代田茂(1897—1954)による北方書院と、三田徳太郎(1886—1961)が設立した興国印刷は、業界屈指の活動をしている。

『新考北海道史』の「序」と「まえがき」にもちいられた活字は、札幌版独自のものだというのではなく、おそらくは母型を購入して興国印刷で鋳造したものだと思われる。

 

活字書体「ほくとM」

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