活字書体をつむぐ

Blog版『欣喜堂立志篇』/『欣喜堂而立篇』

2014-04-05から1日間の記事一覧

10F 楷書体

楷書は、草書と同様に隷書から発展したものだが、草書が簡単で速く書けることを求めたのに対し、謹厳で荘重な書体として発達した。楷書は、公式的な文書で使われる書体である。 楷の木は桧に似たウルシ科の常緑高木である。中国の曲阜の孔子廟に子貢が自ら植…

08B 経典体

中国の印刷の初期において、仏教経典・儒教経典で用いられたのは荘厳で権威的なイメージのある肉太の真書体字様であった。これを「経典体」ということにする。 仏教経典の印刷は唐代から行われており、時代と地域を越えて、経典の形態、字様、版式に大きな変…

09B 銘石体

漢王朝のあとに中国を統一したのは晋王朝であるが、三国時代と南北朝時代にはさまれて、我々の意識の中では埋没しているようだ。東漢の滅亡後、280年の晋の統一まで、魏・蜀・呉の三国が天下を三分し、互いに抗争した時代を「三国時代」という。晋は三国のう…