活字書体をつむぐ

Blog版『欣喜堂立志篇』/『欣喜堂而立篇』

10F-2 漢字書体「林佶」のよりどころ

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原資料:『漁洋山人精華録』(1700年)

林佶(1660—1722)は清代の書家である。篆書、隷書、楷書、また篆刻を能くするということである。1712年(康熙51年)に進士となり、のち内閣中書になった。林佶による私刊本はよく知られている。『漁洋山人精華録』のほか、『古夫于亭稿』『尭峯文抄』『午亭文編』をあわせて「林氏四写」といわれている。

林佶の個性があふれるような字様は、活発であり非対称な結法だが、可読性にもすぐれている。『漁洋山人精華録』は精刻本とよばれて、明代中期の実用的な書に影響された典雅な字様と細密な刊刻は、当時の蔵書家に愛好された。

 

活字書体「林佶」

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