活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

1-2 『集王聖教序碑』(672年 中国・西安碑林博物館蔵)

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1-2 『集王聖教序碑』(672年 中国・西安碑林博物館蔵)

集王聖教序は672年に碑刻され、長安(現在の西安)の弘福寺内に置かれた。いまは西安碑林にある。三蔵法師玄奘の翻訳完成を記念して、僧・懐仁が王羲之の行書筆跡から一文字一文字集めて文をつくり、あたかも王羲之が書いたように配列したものである。

集字しているので、文字の大きさはばらつきがあり、気脈が通らないところもある。だが、王羲之の行書の典範として中国書法史において至宝と言われている。太宗・李世民の序、高宗・李治による記、ならびに玄奘の翻訳になる般若心経から構成されている。