活字書体をつむぐ

Blog版『欣喜堂立志篇』/『欣喜堂而立篇』

09C-1 漢字書体「紐育」のよりどころ

 

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原資料:『参號明朝活字総数見本』(1928年、東京築地活版製造所)

『参號明朝活字総数見本』は、その名のとおり三号サイズの明朝活字の総数が掲載されているが、それに加えて「ゴチック形」とともに「フワンテル形」と「羅篆形」の見本も掲載されている。

フワンテル形」は「ゴシック形」の縦画を細めたスタイルだ。装飾的な脚色はあるが、基本は「ゴシック形」からのヴァリエーションだと思われる。「フワンテル形」の完成された書体として「石井ファンテール」(1937年、株式会社写研)があげられる。