原資料 懐素(生没年不詳)の『草書千字文』 懐素(生没年不詳)の『草書千字文』は帛に書かれたものだ。この千字文は懐素の最晩年のもので、一字には一金の価値があるということから「千金帖」ともいわれている。懐素は中国・唐の書家であり僧でもある。
草書は隷書を早書きしてできたものである。下書きとか個人的なメモの類のためのもので、本来は公式の場では使われない。 中国・唐代(618—907)においては、楷書(真書)が多くの能書家を輩出し頂点に達したといわれるが、草書もまた発展しており、独草体か…
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