原資料 『泰山刻石』(前219年) 泰山は中国の山東省中部にある名山である。標高1,524mで、中国五岳のひとつにかぞえられる。中国全土を統一した始皇帝は、全国を巡視してその威風をしめすとともに名の知られた山に登っては遠望して神を祭った。とくに泰山で…
中国・秦代(前221—前207)には、始皇帝(前259—前210)が字体の統一を重要な政策として取り上げ、古文(甲骨文・金石文)を基礎として篆書を制定し、これを公式書体とした。古文を大篆というのにたいして、始皇帝の制定したものを小篆ということもある。 泰…
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