02B-1 欧字書体「K.E.Gemini-Medium」のよりどころ
原資料:『The Diary of Lady Willoughby』(1844年)
18世紀のイギリスはオランダのローマン体が流行していましたが、ウィリアム・キャズロン(1692−1766)の活字は、洗練さをくわえたことによって「イギリス風で快い」という称賛をえたのです。
そこで後期オールド・ローマン体のキャズロン活字(再鋳造)が使用されている『The Diary of Lady Willoughby』(1844年)から抽出したキャラクターをベースに、日本語組み版に調和するように制作してみました。
活字書体 K.E.Gemini-Medium