活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

7-1『日本印刷需要家年鑑』(印刷出版研究所、1936年)

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『日本印刷需要家年鑑』(印刷出版研究所、1936年)

印刷出版研究所『日本印刷需要家年鑑』のなかに、「組版・印刷・川口印刷所 用紙・三菱製紙上質紙」と明記されたページが16ページほどある。印刷は川口印刷所だが、ここに使われている9pt活字の和字書体がどのようにして制作されたのかはわからない。

 大正時代に別の印刷会社で印刷された書物にも同じような書体をみることができる。川口印刷所で使われたことは確かなので、川口印刷所9pt活字ということにしておきたい。戦前に発売された書物に川口印刷所9pt活字と同様の書体が使われているのをたびたび見かける。この時代を代表する書体のひとつだったのではないか。

 川口印刷所は1911年(明治44年)3月の創業である。川口芳太郎(1896—1985)が社長に就任してから、大きく発展をとげた。1947年(昭和22年)9月には、現在の社名である図書印刷株式会社となっている。

 

活字書体「たおやめM」

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