活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

6-1  『二人比丘尼色懺悔』(尾崎紅葉、吉岡書籍店、1889年)

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『二人比丘尼色懺悔』(尾崎紅葉、吉岡書籍店、1889年)

小説家・尾崎紅葉(1876-1903)は東京の生まれで、本名を徳太郎、別号を十千万堂という。山田美妙らと硯友社を興し、『我楽多文庫』を発刊した。代表作に『金色夜叉』などがある。

 尾崎紅葉の『二人比丘尼色懺悔』は、新著百種の第一作として刊行されたもので、印刷は「国文社」である。この書物に使われている漢字書体は「活版製造所弘道軒」の四号清朝活字のボディ・サイズを変更して鋳造したもののようだが、和字書体は複数の活字書体が混在しているのではないかと思われる。

 

活字書体「はやとM」

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