活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

2-1 『ぎや・ど・ぺかどる』 キリシタン版

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2-1 『ぎや・ど・ぺかどる』(1599年)キリシタン版

長崎が開港した翌年の1571年(元亀2年)、岬の突端には「岬の教会」とも称されたサン・パウロ教会が建立された。この教会は1601年(慶長6年)に、当時の長崎で一番大きい「被昇天の聖母教会」に建て直された。イエズス会本部も置かれ、コレジョもあった。この教会において、『ぎや・ど・ぺかどる』 が印刷されたと記録されている。

『ぎや・ど・ぺかどる』とは「罪人を善に導く」という意味である。カトリック神学者ルイス・デ・グラナダ(Luis de Granada 1505—1588)の著書で、そのスペイン・サラマンカ版(1573年刊)を、長崎のコレジヨで訳したものといわれている。訳文はだいたい原著に忠実で、キリシタン文学のなかでもっとも優れたものといわれている。

 

活字書体「ばてれんM」

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