活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

12-1 『瞿秋白文集』(1953年、北京・人民文学出版社)

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瞿秋白文集』(1953年、北京・人民文学出版社)は、本文は近代明朝体であるが、小見出しをゴシック体で組んでいる。それぞれの見出しとしての字数は少ないが、全部をまとめれば100字以上の字種が抽出できる。

 瞿秋白(1899—1935)は中国の政治家・文学者である。江蘇省常州市の生まれで、現在その旧居が瞿秋白記念館になっている。1919年の五・四運動に参加した。モスクワに新聞記者として滞在し、帰国後、中国共産党中央委員などを歴任した。ロシア文学の翻訳や文芸評論で活躍したが、国民党軍に逮捕され銃殺された。

 人民文学出版社は1951年3月に創業されて以来、8,000種あまりの書物を出版している。当代の文学作品のみならず、中国古典文学、世界の重要作家の作品を出版して、中国の読者に豊富で多彩な文学を紹介し、新しい文学の発展に寄与している。