活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

8-3 『紅楼夢』(1791年 萃文書屋)

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紅楼夢』(1791年 萃文書屋)

紅楼夢』は、1776年(乾隆56年)に程偉元(?−1818)の萃文書屋によって刊行された。貴公子・賈宝玉と、その従妹・林黛玉との悲恋を中心に、当時の生活を描いた長編小説である。原題は『石頭記』といい、石に刻まれた物語という意味である。また、宝玉をめぐる12人の美女の物語ということから、『金陵十二釵』ともいわれる。

 萃文書屋活字本の全120回のうち、前80回は曹雪芹(1715—1762?)作、後40回は高鶚(1746?—1815)の作である。萃文書屋木活字本には、1791年発行の「程甲本」のほかに、1792年発行の「程乙本」がある。