2014-04-21 02-4 漢字書体「嘉興」のよりどころ [漢字]02 明朝体 原資料:『嘉興蔵』(1589年 楞厳寺) 明末の禅僧・紫柏真可(1543−1603)門下の密蔵道開によって、万暦年間に刻印事業が開始された方冊版大蔵経が、『嘉興蔵』(楞厳寺版)1,444冊である。密蔵道開らの発願により、1589年(萬暦17年)に嘉興府楞厳寺で開版された。 わが国においては、この明版大蔵経『嘉興蔵』を底本として、1681年(天和元年)、鉄眼道光が『黄檗〔おうばく〕版一切経』を完成している。 活字書体「嘉興」