活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

4-2 『周礼』(1163—1189年 静嘉堂文庫蔵)

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『周礼』(1163—1189年 静嘉堂文庫蔵)

『周礼』は中国の儒教教典のひとつである。周王朝の官制を天地春夏秋冬の六官に分けて記述したものである。六官とは冢宰〔ちようさい〕・司徒・宗伯・司馬・司寇〔しこう〕・司空であるが、そのうち冬官は失われたため「考工記」で補われている。

 この刊本は東漢の鄭玄〔ていげん〕(127—200)が注釈をほどこしたもので、蜀大字本として名高いものである。孝宗(在位:1162—1189)のころの刊行と思われる。巻第九・巻第十の二巻のみの残本であるが、同種の本はほかに知られていない。

 

活字書体「龍爪」

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