活字書体をつむぐ

Blog版『活字書体の総目録』

01-1 漢字書体「西湖」のよりどころ

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原資料:『姓解』(1038年−1059年 国立国会図書館蔵)

『姓解』は伝本の稀な北宋刊本の中の一つである。中国古来の姓氏2,568氏を、170部門に分けて配列し、姓の起源・著名人・掲載書をあげ、発音をしるす字書となっている。

『姓解』は中国にも所在を見ない孤本である。三巻あり、北宋歴代皇帝の諱にあたる「敬」「殷」などの文字が末筆を省略(欠筆)して刻されている。これらの文字と、1035年景祐2年)の邵思の自序から、刊年が推定されている。

 

活字書体「西湖」

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