活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

2-2 『菊譜』(1758年、中国・国家図書館蔵)

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『菊譜』(1758年、中国・国家図書館蔵)

『菊譜』は、趙子昂の書風にちかい流麗な行書風の書体で印刷されている。この書体は、静的なバランスをとって書かれており、全体を湾曲させたり、中心線を移動させたりというような工夫は見受けられない。また、元朝の刊本にみられる元朝体とは異なっている。

撰者の愛新覚羅弘晈は康煕帝の孫で、和硯怡親王・胤祥の第四子である。字を鏡齋、号を東園、自号を秋明主人と称し、室名が春暉堂であった。菊花は中国において悠久の栽培の歴史があり、菊書もつぎつぎと世に問われてきた。『菊譜』には、百種類の菊が記されており、麹粉、柘枝黄、檀香毬、粉蝴蝶、紫薇朗と続いている。

 

活字書体「 花信」

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