活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

[和字]11 くまそ(ゴシック体)第1期

(参考)『活版見本』(東京築地活版製造所、1903年)

『活版見本』(東京築地活版製造所、1903年) 東京築地活版製造所は1903年(明治36年)11月1日に、わが国の活字版印刷史上最大規模の438ページにもおよぶ見本帳を発行した。この見本帳の編輯兼発行者は第5代目社長の野村宗十郎(1857—1925)である。この見本…

11-2『活版総覧』(森川龍文堂活版製造所、1933年)

『活版総覧』(森川龍文堂活版製造所、1933年) 森川龍文堂は1902年(明治35年)1月、森川竹次郎によって大阪に創業された金属活字鋳造と印刷機器販売をおこなう会社であった。森川健市が第二代社長に就任して、昭和初期には『活版総覧』などの活字見本帳を…

11-1『活字と機械』(野村宗十郎編輯、東京築地活版製造所、1914年)

『活字と機械』(野村宗十郎編輯、東京築地活版製造所、1914年) 『活字と機械』は、その名のとおり活字と機械の両面から大正初期におけるタイポグラフィを紹介した小冊子である。この小冊子に五號ゴチックなどの和字書体が掲載されていた。築地体の特徴をよ…

11 くまそ(ゴシック体)第1期

欧字書体としてのゴシック(Gothic)は、『活版様式』(平野活版製造所、1877年)にあらわれている。サンセリフと呼ばれるカテゴリーに属する書体である。『活版様式』にはアンチック(Antique)という書体も掲載されている。 漢字書体としてのゴシック体で…