活字書体設計1

[活字書体をつむぐ]日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史に育まれた書体をまとめています。

[和字]03 やまと 木版(整版)/他

(参考)やまと 碑刻の書体

明治時代には建碑も盛況で、日下部明鶴〔くさかべめいかく〕(1838−1922)は全国に1000基もの碑文を書いたといわれているなど、多くの名だたる書家が携わっている。1893年(明治26年)ごろからは、田鶴年〔でんかくねん〕、広群鶴〔こうぐんかく〕、窪世升〔…

3-4 『偐紫田舎源氏』(柳亭種彦、1829年—1842年)

『偐紫田舎源氏』(柳亭種彦、1829年—1842年) 柳亭種彦(1783—1842)は江戸後期の戯作者である。江戸の人で、本名を高屋知久〔たかやともひさ〕、通称を彦四郎という。はじめ読本〔よみほん〕を発表、のち合巻〔ごうかん〕に転じた。 『偐紫〔にせむらさき…

3-3 『玉あられ』(本居宣長著、柏屋兵助ほか、1792年)

『玉あられ』(本居宣長著、柏屋兵助ほか、1792年) 本居宣長の著書で、版木彫刻によるものである。近世の歌文に著しい誤用があるのを正そうと思い、古文の用法を思いつくままに説明したものである。 古文とは変わって近世の歌文が聞き慣れなくなってきたの…

3-2 『曾根崎心中』(近松門左衛門、1703年)

『曾根崎心中』(近松門左衛門、1703年) 近松門左衛門(1653—1724)は、江戸中期の浄瑠璃・歌舞伎作者である。坂田藤十郎(1647—1709)のために脚本を書き、その名演技と相まって上方歌舞伎の全盛を招いた。また、竹本義太夫(1651—1714)のために時代物・…

3-1 『世間胸算用』(井原西鶴、1692年)

『世間胸算用』(井原西鶴、1692年) 井原西鶴(1642—1693)は小説の流行作家としてつぎつぎに傑作を発表した。西鶴の作品のいずれもが、元禄の町人や武士の実生活の様相を見すえた作品である。特に晩年から没後の遺稿では、経済社会の夢と現実の落差の間で…

3 やまと 木版(整版)/他

江戸時代の民間出版社による文学系の書物は、木版印刷によって製作された。彫刻によるアウトラインの単純化と力強さが顕著に見られる。 仮名草子・浮世草子・八文字屋本 元禄文化を中心とした江戸時代前期では、仮名草子・浮世草子・八文字屋本がある。仮名…